一寸先は沼

とてつもなく深い沼だなんて知らなかったんだ

A.B.C-Zに落ちた話

ついさっき起きた話をしたい。
結論から言うと、私はA.B.C-Zを好きになってしまった。

A.B.C-Z。最近主にアウトな方面で話題のジャニーズグループ。私が彼らの名前をいつ知ったのかは覚えていない。カウコンでタッキーと一緒に帝劇にいる人たち。わりとそんな印象が強かった。いや、むしろそんな印象しかなかった。彼らがデビューしたときのことも、イマイチ覚えていない。そのときはまだ事務所担DDではなくて、JUMPはおろかNEWSでさえメンバーのフルネームを言えなかったぐらいだ。簡単に言うと当時の担当だった嵐とその周辺にしか興味がなかった。

そんな私がA.B.C-Zを認識したのは、今年の3月の下旬頃の話。ふぉ~ゆ~が出てるからと勢いで買った2011年のプレゾンDVD。これにはA.B.C-ZがJr.ユニットの1番手で出演していた。
ジャケットとブックレットを見て、まず目を疑う。坊主がいる。しかも綺麗な坊主。誰がなんと言おうと坊主だった。ジャニーズなのに、坊主。彼の名前が戸塚祥太であることを、ブックレットの後ろのほうで知る。そして私は彼が坊主になった理由をGoogle先生に訪ね、それが役作り等ではなく彼自身が勝手に起こした行動だと知りまず頭を抱えた。さらに、彼の数ある奇行エピソードにもう一度頭を抱えた。電車の中でポテトサラダ食べながら漫画朗読って完全に頭おかしい人である。私だったら近づきたくない。それなのに、私はこの時点で確実に戸塚祥太に惹かれていた。だってすっごい顔整ってるし声がすっごい好みなんだもの。TOKIOの山口くんの甘い声が好きなのだ、戸塚祥太くんのこれまた甘い声が嫌いなはずがなかった。
私はこのプレゾン'11で一応A.B.C-Zのメンバーの顔と名前を一致させる。でも、まだハマるまでには至らなかった。

5月6日の少クラは、ふぉ~ゆ~好きの私にとって見逃せなかった。もちろん、見逃す事無く見た。この日A.B.C-Zが披露したのがSummer上々だった。曲がどストライクに好みで、私はアルバムを買おうかと悩んだ。しかしこのSummer上々が収録されているのは初回B。初めましてで買うにはちょっと敷居が高いかなと躊躇った。なんの躊躇いかは良く分からないけど、ちょっとだけ躊躇ってしまった。
しかし、その次の日にセカンドインパクトがきた。各所で話題になった塚田僚一くんのアウトデラックスだ。言葉遣いは丁寧で、態度もよく、受け答えもそれなりにしっかりしていて、でも彼はどこか狂気を孕んでいた。確実に普通の人じゃない。プレゾン'11を見たときから塚田くんはちょっとズレてる人なのかもしれないと思っていた。けれど、実際の彼はそれをはるかに超えていた。女性アイドルのライブに行って仕事に遅れるジャニーズなんて聞いたことがないし、ましてテレビで(テレビでなくとも)あんなにハキハキと自らの下半身事情を暴露するジャニーズなんてきっと後にも先にもいないだろう。彼が出ているあいだ私は笑いっぱなしだった。そして、番組が終わって思った。

塚田僚一が愛しい。

見守りたくなる系だと思った。そして、勢いに任せてA.B.sea Marketの初回Bをポチッた。
またカラーが黄色だったのは別の話として、届いたCDを聴いてまた塚田くんに対して頭を抱えた。なんだあのソロ曲は。あれでいいのか。もうなにがなんだかよくわからなかった。でも、聴いてて募るのは塚田くんへの愛しさだけだった。病気の域かもしれない。
このアルバムは、それまであまりよく知らなかった他のメンバーへの好感度をがっつりあげた。橋本くんのソロ曲が可愛すぎた。あんなに可愛い歌詞を書いて、あんなに綺麗な声で歌う人だとは思わなかった。五関様のソロ曲はかっこよかった。とにかくかっこよかった。河合は可愛くなかった(愛故)。戸塚さんは思った通りの人だった。歌詞の言葉の選び方。私の好きなタイプだった。でも、私は戸塚さんには戻らなかった。短髪で髪色の明るい戸塚さんは整ったお顔立ちも相まって、私には眩しすぎるのだ。直視できない。担当とか推しとかそんな域はとっくに超えていた。

そして、ついさっき。MusicJapan。A.B.C-Zが終わったとき、3月9日と同じ感情を抱いた。私がふぉ~ゆ~の福田悠太くんに完全に落ちたあの日だ。
クロバットというグループの強みを最大限に生かした最高にかっこいいパフォーマンス。惜しみなくいい意味で軽々と行われるそれから、目を離せなかった。五関様の穏やかで幸せそうな微笑みも、河合くんのある先輩を意識しまくってるであろう歌い方も、戸塚さんの美しさも、橋本くんの優しい歌声も、塚田くんの力強いダンスも。全てが好きだと思った。というか、今まで積み重なってきたものがついに溢れてしまったような気がした。

そんなわけで私は戸塚さんでもなく塚田くんでもなくA.B.C-Zを好きになった。1番を選べと言われたらもちろん塚田くんだ。戸塚さんは私には選べない。彼は私にとって雲の上の人なのだ。いろんな意味で。

熱だけで書いてしまった。とにかく吐き出さないと落ち着かなかったので許してほしい。